暖かく風の強い3/22、横浜美術館に行きました。
横浜美術館に最後に行ったのはいつだっただろうか、確か2019年の「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」が最後でした。あれは満足した。
みなとみらいにある横浜美術館は、2021年に改修工事のため休館になってしまいました。
が、今年の2月にようやくリニューアルオープンを果たしました。
私も楽しみにしていました。
リニューアル記念展は「おかえり、ヨコハマ」

テーマは「多様性」のようです。
前半は良かったです、横浜開港の歴史から始まりそれに関連する資料や絵など。
それから大震災の横浜、戦後占領にあって復興が遅れた横浜…と続きますが。占領下に置かれた横浜の写真がすごく印象に残りました。
アメリカ兵が道を歩いていて、傷痍軍人が何か箱?のようなものを立って道に佇んでいるが、アメリカ兵は一瞥もしない。
なんか…悔しいよなあ、やるせないなあと感じました。どんな気持ちだったろうかこの傷痍軍人の人は。
写真はダイレクトに目の前に写してきますから、感情がすぐに出てくる感じがしました。他にも赤線地帯の店の女性の写真なども展示されており、大変な時代の横浜を生きた人達の姿がそこにありました。
後半は現代美術になっていくのですが、1部作品について個人的に理解ができず…作品が好きな方には申し訳ないのですが。
前衛的というか結構攻めた展示だなと。いや私は一体何を見せられているんだと。
正直言って面食らってしまいました。やっぱり自分には現代美術は合わない…。
最後のトリは奈良美智さんの「春少女」でした。
やわらかくて優しい色合いにとても癒され安心しました。
こういう現代美術は好きです。
久々に横浜美術館に来ることができてよかったですが、今回のリニューアル展は最初は教科書的な感じの展示だったのに、急に前衛的な現代美術やそれこそ有名な誰でも知るマグリットやセザンヌやピカソの絵が出てきたりして、なんというか少しちぐはぐしているかなあと感じました。
美術館前のボード(先ほどの写真)からして土偶とマグリットが隣り合わせになっているという不思議な組み合わせですからね。
なぜ土偶とマグリットなんだ…いいけど。
普段ひとつの作家だけの展覧会や、印象派オンリーの展覧会とか、作家や作風が一つにしぼられている展覧会ばかりに行っているので、余計にそう思うのかな。
でも逆にこういうのも新鮮かもと思ったり。
普段感じない刺激は得られたし、何より写真がよかった。
ひとつでも心が動くものがあれば、来たかいがあったというものです。
最後に館内をゆっくり見渡しました。
高い天井、開放感を感じました。気持ちいいなー、やっぱりいいな。

また来ます!