手取り10万円台の一人暮らし生活録

節約よりも収入を増やせるようにしていきたい。

『エディントンへようこそ』を観ました

先週の日曜日にアリ・アスター監督の新作『エディントンへようこそ』を観てきました。

※ネタバレはしていませんが内容に一部触れているので、情報を入れたくない方はご注意ください。

 

<概要>

舞台はコロナ渦2020年のニューメキシコ州にある架空の町「エディントン」。

エディントンの保安官ジョー(ホアキン・フェニックス)と市長のテッド(ペドロ・パスカル)がマスクをつける・つけないの小さないざこざから対立し、ジョーも対抗して市長に立候補しネットで情報発信を始めていくと、小さないざこざはどんどん大きくなって周りを巻き込んでいき、エディントンの町中に広がっていく。

やがてとりかえしのつかない事態にまで進展していく。

 

<感想>

この映画は2時間以上あるのですが前半部分ははっきり言うと退屈(いびきが聞こえてきた)で、アメリカの時事の背景やその用語がわかっていないと「?」となるかなと思いました。私もところどころ「?」となっていました。

なので観終わった後パンフレットを買いました。

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用語とか情報を補完したくて…私の後ろの人も同じく買っていました。

でも後半の展開から一気に面白くなり、そこからはノンストップで全く退屈せずに楽しめました。

肝心の感想ですが、私はちょうどスマホやSNSなどから距離を置いている生活をしているので、この映画を観終わったとき「やっぱりSNSって、ネットって、人間の承認欲求って怖い」と思いました。

この映画に出てくる登場人物は誰もが自分の考えていることこそが正義と思っていて、ネットで流れてくる情報に踊らされています。

本当の意味で他人を理解しよう、分かり合おうとは思っていない、なぜなら自分こそが一番正しいから。

主人公のジョーや市長のテッドもそうだし、BLM運動(黒人差別撤廃運動)に傾倒している学生達もそう。

ジョーの部下に黒人のマイケルという保安官がいるのですが、彼はこの町で差別を受けていないのに、BLM運動のリーダーのサラに被害者扱いされて「一緒にデモに参加して‼」と大騒ぎされていてかわいそうでした。

そのマイケルが勝手に盛り上がっているサラを白い目で見ているのが印象的でした。

この映画には好感を持てる登場人物がほとんどいないのですが、サラを中心とした学生たちが一番嫌でした。

サラ達は偽善者なんですよね、目の前の状況(エディントンでの黒人の置かれている状況)を見ずに、ネットで騒がれていることに便乗して、自分たちも何かをやったつもりになりたいんだろうなと思いました。コロナ渦で暇だから。

ホームレスが出てくるんですけど、その人のことは見ないふり。

実際サラが劇中で「私は偽善者なの!!」とマイケルに叫んでいて小賢しいわっ!と思いました。

 

私はこの映画から監督の「ネットから離れようよ」というメッセージを感じました。

ネットは便利なものだけど、依存するのはよくない。

ネットの情報に依存せず、現実の問題は自分の目で見て、自分の頭で考えようという教訓になりました。

 

今年観たいと思う映画はひとまずこれで観終わった。

今年はこの映画でひとまず映画館に行くのは終わりにします。

来年は「クスノキの番人」とか「嵐が丘」とかぽつぽつ気になる映画もあるので、また来年もゆるゆる映画館に通いたいですね。